備前が生んだ稀有の作家 | 脇本博之の世界 |
備前焼 脇本博之 四方厚皿・張土 T-0761
■斑土(まだらつち)を練り込んだ独特の雰囲気と「火だすき」がコラボして独特の雰囲気を醸し出しています。 ■「火だすき」は「緋だすき」とも呼ばれ、麦わらのアルカリ成分が備前土の成分と反応して独特の色を発色させる技法です。 ■中央に斑土、両サイドには鉄分が多く濃い発色になる土を張り合わせた作品です。こうした収縮率の異なる陶土を組み合わせる技術は難しく、何年もかけて開発された苦心の作になっています。 ※類似する食器は形・景色ともに固有で、それぞれが似て否なるのが脇本流の作法。したがってセットにする場合は、それぞれの個性を前提に組み合わせていただくことになります。また、斑土(まだらつち)で作られた作品は、微妙にクラック的な模様を呈する場合があります。 ※斑土とは作者(脇本博之)が命名した陶土です。 性質や発色の異なる土が不規則に混ざり合った原土を組織を壊さないようにして石や砂を取り除いて精製します。 焼成すると斑状の発色は和紙のような風合いで独特の質感が出現するのが特徴です。 収縮率の異なる土が混在するため器面に細かいクラックが発生しやすいのですがこれも斑土の特徴で風合いとしてお楽しみください。 |
作品名 | 四方厚皿・張土 |
作品番号 | T-0761 |
寸法 | 幅=約24cm 奥行=約24cm 高さ=約6.5cm |